伝え方が9割???
桜が綺麗な季節になりました。もうお花見には行かれましたか?
僕は大阪のお城へリア友と行ってきました。
女の子グループに声掛けするものの、全くオープンせずリア友に引かれて終わりました。(笑)
今年度は私にとって学生として最後の1年なので今まで以上に後悔のないように生きていこうと思います。
今回は本のまとめ記事を書こうと思います。私は就活で面接官に自分の話を響かせるために読みましたが、女の子と話す時にもきっと役に立つと思います。
『伝え方が9割』(佐々木圭一、2013、ダイヤモンド社)という本をご存知ですか。amazonのレビューでも★4つ付いていますし、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
筆者は博報堂に入社しコピーライターとして働くものの上手くいかない日々が続いたそうです。そこで世の中に出回っている名作コピー集を読み漁る中で、もしかしたら何かしらの『法則』があるのではないかと気付きました。具体例を取り上げてみましょう。
「考えるな、感じろ。」
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ!」
この2つに共通しているのは、正反対の言葉を使っている点です。構造が同じですよね。
考える←<反対>→感じる
会議室←<反対>→現場
筆者は更に膨大な量の言葉を見ていくうちに、『法則』の存在を確信しました。料理のレシピのように手順通りに作れば心を動かす言葉を作れると彼は述べています。
私は正直、口下手なので思わず書店で手に取ってしまった本でした。
では早速ですが本題に。
目次
<1>ノーをイエスに変える手法
<2>お願いの作り方
<3>人と動かす「強い」言葉の作り方
<4>響く長文の作り方
<1>ノーをイエスに変える手法
~基本~
相手に自分のお願いを聞いて貰うには以下のステップを踏むそうです。
1,自分の頭の中のお願いをそのまま言葉にしない
2,相手の頭の中を想像する
3,相手のメリットと一致するお願いをつくる
例),
自分→デートに行きたい。
相手→デートに行きたい程興味はない。
相手の情報→チーズケーキが好き。
⇒「他のお店のが不味く感じる程、美味しいチーズケーキ行かない?」
~ポイント~
1,相手と共作する意識を持とう。
イエスをノーに変える技術の答えは相手の中にあるそうです。お願いは自分の「言葉」ではなく、相手との「共作」です。僕は自分の要求と相手の要求を擦り合わせて、2人で決めていくイメージだと感じました。一緒に決める感じって、仲良くなれそうだし何より楽しそうです。(笑)
2,モノで釣るのではなくコトバで釣る。
「今度1杯奢ってあげるから、この仕事しておいてよ。」
「御馳走するから、デートに行かない?」
モノで相手の心を動かす方法もありますよね。確かにこれも悪くはないでしょう。でも、この本で目指しているのはピュアに言葉だけで相手の気持ちを変えることです。お金やモノで動かすことも出来るけれど、言葉だけでも変えることが出来る。それが言葉の凄い所、魅力です。奢るのが勿体ないって話ではないです。言葉で動かされる方が単純に素敵だなって感じますよね。
<2>お願いの作り方
では、どんな風にお願いを作っていくのかについて説明します。
①相手の好きなこと
相手の好む点を見つけて提示するやり方です。
例),飲食店で少し待って貰う時。
「少々お待ち頂けますでしょうか?」
→「出来たてをご用意します。少々お待ち頂けますでしょうか?」
②嫌なこと回避
相手の嫌いな点を使う。これ嫌いでしょ?だからやらない選択をしましょう、という切り口。
例),自転車の放置を辞めさせたい場合。
「ここに自転車を置かないで下さい。」
→「ここに自転車を置くと、回収します。」
③複数提示して選択させる
①相手の好きなこと、の応用です。人は決断よりも、2つ選択肢がある時の比較からの選択が得意です。ナンパ師の方がよく流しているテクニックと同じだと思います。
例),デートに誘いたい場合。
「デートして下さい。」
→「驚く程美味しいパスタの店と、石窯で焼いたピザの店どっちがいい?」
④認められたい欲
相手の頭の中に「いい顔をしたい」だったり、「他人に認められたい」という承認欲求がある時。
例),追加で仕事お願いしたい場合。
「この書類も作っておいてくれないか。」
→「君の作る書類が見やすいんだよ。お願い出来ないかな?」
⑤あなた限定
人はあなた限定に弱いです。それを使ったお願いの作り方です。これは、皮肉ながら実は沢山の人にお願いする時に効果を発揮します。
例),誰も行きたくない自治会のミーティングに来て欲しい場合。
「自治会のミーティングに来て下さい。」
→「他の人が来なくても○○さんだけには来て欲しいんです。」(これは本当に○○さんだけに使うのではなく、他のミーティングの参加対象者全員に使っても大丈夫。)
⑥一緒にやる、同じ立場
人はもともとコミュニティを大切にし、集団行動する生き物です。その性質を活かしています。一緒にトイレに行く行為、「ツレション」なんか典型的ですよね。行きたくなくても一緒に付いて行く人がおおいでしょう。
例),子どもに勉強させる場合
「勉強しなさい」
→「一緒に勉強しよう」そう言って、子どもの横で本を読んだり仕事をしたりする。
⑦ありがとう
最終手段にして最大の方法です。相手に日頃の感謝を伝えながらお願いをします。よく使っている人も多いのではないでしょうか。でも忙しい時などには抜けがちな意識でもありますよね。
例),お母さんにお弁当箱と洗って貰う場合。
「おかん、弁当箱洗っといて。」
→「おかん、いつもお弁当お作ってくれてありがとう。弁当箱洗って貰ってもいい?」
<3>人を動かす「強い」言葉の作り方
ここではお願いをより心に響くものにするテクニックを紹介します。
①サプライズ法(驚きやドキドキを加える)
伝えたい言葉の後にサプライズワード※1を付けます。サプライズワードによって伝えたい言葉を大きく強調することが出来ます。
※1サプライズワードとは?
「語尾に!を付ける」「びっくり、」「そうだ、」「ほら、」「実は、」「凄い、」「信じられない、」「あ、」など表現を強調するワード。
例),「今日はいい天気。」
→「びっくり、今日はいい天気!」
「信じられない、今日はいい天気!」
「あ、今日はいい天気。」
②ギャップ法(感動を生み出す)
伝えたいことの前にそれと正反対の意味の言葉を入れます。前半後半でギャップを作ることで感動を生み、印象に残る言葉になります。
例),「あなたが好き」
→「嫌いになりたいのに、あなたが好き。」(嫌い⇔好き)
「これは私の勝利ではない、あなたの勝利だ。」(私⇔あなた)
「みんなが君を敵になっても、私は仲間だよ。」(みんな⇔私)
③赤裸々法(相手を引き込む)
伝えたい言葉の後に赤裸々ワード※2を付けます。赤裸々ワードを付けることによって相手に詩人の言葉のように感じさせることが出来ます。
※2赤裸々ワードとは?
「顔が真っ赤」、「喉がカラカラ」、「唇が震えている」、「息が出来ない」、「目が合わせられない」、「全ての産毛が立っている」、「肌が汗ばんでいる」、「頭の中が真っ白」、「手にじわり汗が」、「指先がじんわりする」、「自分の鼓動がわかる」など普段当たり前に感じるが故に言葉にしなかった「体の反応」を言葉にすることで温もりのある心のこもった表現を生み出すワード。
例),「素敵な夜でした。」
→「思い出しても、顔が真っ赤になるくらい素敵な夜でした。」
④リピート法(相手の記憶に残る)
この方法は単純です。最も伝えたい言葉を繰り返します。繰り返すことで記憶に残る有名な例はリンカーン大統領の「人民の、人民による、人民のための政治」という演説です。これがこここまで世界中に広まったのは内容が素晴らしいこともありますが、「人民の」という言葉を繰り返すことで人々に記憶にすりこみ、感情を揺さぶったからでしょう。
例),「今日は暑い。」
→「今日は暑い、暑い。」
⑤クライマックス法(注目させる)
伝えたい言葉の後にクライマックスワード※3を付けます。クライマックスワードを付けることによって相手に注目させることが出来ます。例えば、授業で「ここテストに出ますよ」と言われると聞かなければと思って注目しますよね。前置きによって相手の集中をこちらに向ける方法です。
※3クライマックスワードとは?
「これだけは覚えて欲しいのですが」、「ここだけの話ですが」、「他では話さないのですが」、「誰にも言わないでくださいね」、「これだけは忘れないでくださいね」、「一言だけ付け加えますと」、「ワンポイントアドバイスですが」、「3つのコツがあります1つ目が」などこのように重要な話が始まる前振りのような役割を果たすワード。
例),「○○と○○オフパコしたらしいよ。」
→「ここだけの話やねんけど、○○と○○オフパコしたらしいよ。」
<4>響く長文の作り方
最後にこれらのテクニックをまとめて響く長文の作り方を説明します。
①読みたくなる出だし
出だしの1文目は極力短くてインパクトのある見出しを作りましょう。『<3>人を動かす「強い」言葉の作り方』がここでは役に立つのではないでしょうか。
②飛ばされないタイトル
読み飛ばされないためには「読んでみよう」と選択されるタイトルが必要です。「出だし」がよく出来ていたらそのままタイトルにしてしましましょう。イマイチの場合は「サプライズワード+出だしの中の重要ワード」の組み合わせにしてみましょう。
③フィニッシュ
出だしに使ったものと同じ強い言葉を最後にも使うことで印象に残るようになります。
長文例),
ボランティア!
↳サプライズワードのよって注目を集める。
そうだ、ボランティアしたい。と思った方へ。
↳サプライズワードによって読みたくなる出だしを。
います。
(中略)
、、、まずはご登録いただき、
「そうだ、ボランティアしたい」の気持ちを、ご応募へ。
↳出だしと同じ言葉を最後に使うことで印象に残す。
伝え方って本当に難しいですよね。この本には仕事や普段のコミュニケーションだけでなく、女の子に告白する時でも、短時間で自分の魅力を伝えてオープンさせるストナンでも、文字だけでやり取りするネトナンでも使えるテクニックが詰まっているのかなと感じました。使わないと、モノにならないのでどんどん就活に、ナンパに活かしていこうと考えています。最後になりますが、最後まで読んで下さった方、ありがとう御座います!
p.s),最後に僕の好きなホストの言葉を。
「世の中にね、男って二種類しか居ないなんだよ。俺か、俺以外か。」
現代ホスト界の帝王 ROLAND
これくらいサラッと言える男になりたいもんです。(笑)